はじめに
朝の身支度で髭を剃っていると、ふと気づけば肌に赤い点や出血が…そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
特にカミソリ派の男性は、逆剃りをすることで血が出やすくなり、肌のヒリつきや赤みも起こりがちです。
実際に筆者自身も、逆剃りをしていた頃は頻繁に出血していましたが、肌を温めてからシェービングフォームを使うようにしてから出血が激減しました!
この記事では、髭剃り時の出血の原因と、正しい対策方法を科学的根拠とともに分かりやすく解説します。
なぜ髭剃りで出血するのか?
肌表面は「非常に薄い」
まず知っておきたいのは、人間の皮膚は非常に薄く、表皮はわずか0.02mm程度です。
この薄い層のすぐ下には毛細血管や神経が走っており、刃が少しでも深く入り込むとすぐに出血やヒリつきを引き起こします。
逆剃り=刃が肌に深く入りやすい
さらに、逆剃り(毛の流れに逆らって剃る)を行うと、毛が引っ張られ、皮膚も一緒に持ち上がるため刃が深く入りやすくなるのです。
とくに乾燥した状態でこの剃り方をすると、皮膚に強い負担がかかり、出血のリスクが一気に上がります。
髭剃りによる出血を防ぐ5つの対策
では、どうすれば出血を防げるのでしょうか?
以下の対策は、実際に皮膚科医やメンズ美容専門家も推奨する王道かつ効果的な方法です。
① シェービング前に“肌を温める”
まず絶対にやってほしいのが、ぬるま湯で顔をしっかり温めることです。
温めることで:
- 毛穴が開き
- 髭が柔らかくなり
- 肌表面も柔軟になって刃が引っかかりにくくなる
皮膚科学的にも、髭の硬さは温度と水分によって最大40%柔らかくなります!
② シェービングフォームやジェルは必須
“泡なし”の乾剃りは絶対NGです。
シェービングフォームやジェルには以下の役割があります:
- 刃の滑りを良くする
- 摩擦を軽減する
- 肌と刃の間にクッションを作る
つまり、肌を守るための“バリア”として機能します。
筆者もフォームを使うことで、逆剃り時の出血がほぼなくなりました。
③ 逆剃りは最小限に。基本は“順剃り”で
順剃り(毛の流れに沿って剃る)を基本にし、どうしても剃り残る箇所だけ逆剃りを使うのがベストです。
特に出血しやすい口周りや顎下は、逆剃り時に“力を入れすぎない”ことが最重要です。
④ 刃の交換は定期的に
切れ味の悪い刃は、肌に引っかかりやすくなり、出血のリスクが上がります。
メーカーにもよりますが、T字カミソリは7〜10回程度の使用で交換が推奨されています
カミソリの使用頻度 | 交換時期の目安 |
毎日使う | 2週間に1回 |
週に2~3回程度 | 1~1.5ヵ月に1回以上 |
たまに使う | 14回程度の使用を目安に交換 |
(参考:Schick公式)。
⑤ 髭剃り後の保湿ケアも忘れずに
出血しなくても、髭剃り後は肌のバリア機能が一時的に低下します。
このとき、保湿ジェルやアフターシェーブローションを使うことで、以下のような効果が得られます:
- 肌の赤みを抑える
- 炎症やヒリつきを防ぐ
- 出血後の治癒を早める
おすすめ成分はアラントイン・グリチルリチン酸・ヒアルロン酸など、鎮静&保湿の両立ができるものです。
万が一出血したときの対処法
出血してしまったら、すぐに水で洗い流し、清潔なタオルで軽く押さえるのが基本です。
出血が止まりにくい場合は、スタイプティック(止血用スティック)を使うのも有効です。
また、ニキビや傷の上は無理に剃らないのも大切なポイントです。
まとめ
原因 | 対策 |
---|---|
肌が乾燥して硬い | 事前に温める |
フォームなしの剃り方 | シェービングフォーム使用 |
刃が古い | 7〜10回で交換 |
無理な逆剃り | 基本は順剃り、優しく |
髭剃りは毎日のルーティンだからこそ、正しい知識と小さな工夫が肌トラブルの予防につながります。
特に、出血は“肌の悲鳴”のサイン。逆剃り・乾燥剃り・古い刃といったリスクを避けることで、清潔感と肌の健康を両立できます!
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