はじめに
「黒ずみがなかなか消えない」「洗顔しても毛穴の開きが目立つ」このような悩みを抱えている男性は少なくありません。しかし、毛穴ケアは正しい知識がなければ逆効果になることもあるため、注意が必要です。
というのも、「毛穴の詰まり」と「毛穴の開き」は似ているようで、まったく異なる原因と対処法が必要だからです。
そこでこの記事では、毛穴トラブルのタイプごとの原因と解決法、そして正しいケアの手順をわかりやすく解説します。
毛穴の悩みは主に2種類ある
毛穴トラブルは大きく分けて、「詰まり」と「開き」の2種類に分類できます。それぞれの特徴と原因を見ていきましょう。
① 詰まり毛穴(黒ずみ・角栓)
まず詰まり毛穴とは、鼻や頬に白い角栓や黒いポツポツが目立つ状態を指します。触るとザラザラしていることが多く、皮脂と古い角質が混ざり合って毛穴を塞いでいる状態です。
原因:
- 皮脂の過剰分泌
- クレンジング不足による汚れの蓄積
- 過度な洗顔による乾燥 → 皮脂過多の悪循環
このように、皮脂バランスの乱れが主な原因とされています。
② 開き毛穴(たるみ・広がり)
一方で、開き毛穴は丸ではなく縦に広がって見えることが特徴です。特に頬を中心に目立ち、肌が全体的にたるんだ印象になります。
原因:
- 加齢によるコラーゲンの減少
- 紫外線ダメージによる肌の弾力低下
- 皮脂分泌の不安定化
つまり、開き毛穴は年齢や紫外線などの「外的要因」と密接に関係しています。
よくあるケアの「落とし穴」
ここで、多くの人がやってしまいがちなケアの間違いを紹介します。
間違い① 毛穴パックのやりすぎ
「毛穴を引き締めたい」と思って、パックを頻繁に使っていませんか?
たしかに角栓を引き抜くのには効果的ですが、繰り返し使用すると毛穴が余計に開いたり、肌のバリア機能が損なわれてしまう可能性があります。
→ そのため、パックの使用は月1回程度にとどめ、日常ケアでは別の方法で毛穴ケアを行いましょう。
間違い② 熱いお湯での洗顔
また、皮脂が気になるからといって、熱めのお湯で洗顔していませんか?
実はこれは逆効果で、肌に必要なうるおいまで奪ってしまうことで、乾燥を招き、さらに皮脂が過剰に分泌されるという悪循環に陥ります。
→ 洗顔は32〜34℃のぬるま湯で、やさしく行うのが正解です。
間違い③ スクラブやピーリングの乱用
さらに、角質ケアのためにスクラブやピーリングを使いすぎるのもNGです。
たしかに古い角質を除去することは有効ですが、やりすぎると肌のバリア機能が低下し、逆に毛穴が開いて見えてしまうことがあります。
→ スクラブやピーリングは週1〜2回までに抑えるのが理想です。敏感肌の方は酵素洗顔などマイルドなアイテムを選びましょう。
正しいスキンケア方法をタイプ別に解説
ここからは、毛穴タイプ別に具体的なスキンケア方法を紹介します。
【詰まり毛穴タイプの対処法】
- クレンジング(夜のみ)
まず、皮脂や日焼け止め、汚れをきちんと落とすことが大切です。
→ おすすめ:キュレル ジェルメイク落とし(男性の肌にも優しい) - 洗顔
次に、汚れを落としすぎず、やさしく洗うことがポイントです。
→ おすすめ:オルビス ミスター フェイシャルクレンザー - 化粧水+乳液で保湿
保湿をしっかり行うことで、皮脂の過剰分泌を防ぎます。
→ おすすめ:肌ラボ 極潤ヒアルロン液+乳液 - 酵素洗顔やクレイパック(週1)
定期的に汚れを分解・吸着するケアも有効です。
→ おすすめ:スイサイ ビューティクリアパウダー
【開き毛穴タイプの対処法】
- 洗顔と保湿は共通でしっかり
まずは肌の土台を整えることが大切です。 - ビタミンC配合の美容液をプラス
コラーゲンの生成を助け、毛穴を引き締めます。
→ おすすめ:オバジC10セラム、メラノCC - 紫外線対策を徹底する
紫外線によるコラーゲン破壊を防ぐことが、対策の基本です。
→ おすすめ:アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
まとめ
毛穴の悩みは誰にでもあるものですが、自己流のケアでは悪化するケースも少なくありません。
そこで大切なのは、自分のタイプが「詰まりタイプ」なのか「開きタイプ」なのかを見極め、それぞれに合ったアプローチをとることです。
最後に要点を整理しましょう。
- 詰まり毛穴には「クレンジング+酵素洗顔+保湿」
- 開き毛穴には「ビタミンC+紫外線対策+弾力ケア」
- パックやスクラブの使いすぎには要注意
正しい知識と習慣を身につけることで、毛穴レスで清潔感のある肌に近づけます。ぜひ、今日から実践してみてください。
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